浦島太郎

むかしむかし、あるところに浦島太郎と言う青年がいました。

 

彼はとても女好きで、毎晩女性と遊び歩いていました。

 

ある日、彼がいつものように夜遊びをしていると、数人の男に囲まれいている女性がいるのを見かけました。

 

何かあったのかわかりませんが、女性が絡まれているのに黙ってはいられない。

 

彼はその女性を男たちから助けました。

 

 

 

太郎「お怪我はありませんか?お嬢さん」キラっ

 

女性「ありがとうございます。助けていただいて、何とお礼を申したら。」

 

太郎「いや、お礼なんて良いですよ。人として当然のことをしたまでです。」

 

女性「何とお優しい。この先に竜宮城というところがあります。そちらでほんのお気持ちばかりですが、おもてなさせてください。」

 

 

 

太郎は女性にそこまで言われては断る義理もないので、素直に従うことにしました。

 

 

太郎「わかりました!ありがとうございます。僕は浦島太郎と言います。あなたのお名前は?」

 

女性「”お亀”と呼ばれています。」

 

 

それからお亀と共に、”竜宮城”と書かれたところに行きました。

 

 

 

華やかな装飾に華やかな女性がたくさんいるではないですか!

 

 

太郎はとても喜びました。

 

 

 

 

たくさんの女性にもてはやされ、お酒や美味しいご馳走。

 

 

まさにここは天国でした。

 

 

 

特にそこにいた”乙姫”という女性は大変綺麗で、太郎は彼女に一目惚れしてしまいました。

 

 

乙姫「太郎さん、どうですか?楽しんでいらっしゃいますか?」

 

太郎「もちろんです!」

 

乙姫「本当ですか?それはよかったです。それよりも太郎さん、これをご存知ですか?」

 

太郎「これは何ですか?」

 

乙姫「キセルと呼ばれるものです。吸うと、とっても楽しい気分になれるんですよ。太郎さんにも是非味わってほしくって。」

 

 

 

太郎は一瞬怪しいとは思いましたが、あの乙姫が勧めてくるのに断るなんてできません。

 

彼は勧められるがままにキセルを吸いました。

 

 

 

そうするとどうでしょう。

 

 

乙姫が言うように何とも楽しい気持ちになってきました。

 

 

それと先ほどよりも美しい女性がたくさん見えるではないですか。

 

 

 

太郎はそれに味をしめ、すごく竜宮城で楽しい思いをしました。

 

 

 

たくさんの美しい女性と関係をもち、毎晩異なる女性と取っ替え引っ替えでした。

 

 

太郎「今日もまた女の子と・・・ムフフフ」

 

 

女性「太郎さん、今日は私としましょう。」

 

 

そこにはすごく美しい女性がいらっしゃいました。

 

太郎「もちろんです。お名前は?」

 

女性「”お竜”と申します。」

 

 

 

その後、彼とお竜は関係を持つことに。

 

 

 

行為が終わると、お竜から大層な箱を渡されました。

 

 

 

太郎「これは?」

 

 

お竜「これは私からの気持ちです。また是非とも一緒にしましょうね。」

 

 

 

そう彼女が言うと、彼は檻がある部屋に入ることになりました。

 

 

 

 

それから月日は経ちました。

 

 

お亀「太郎さん、もうお帰りにならなくて大丈夫ですか?」

 

太郎「そうですね!何だかすごく長い時間滞在しちゃいました。そろそろ帰らないと。」

 

お亀「そうですね。ではこのお竜さんからいただいた玉手箱を持ってご帰宅ください。」

 

太郎「ありがとうございます。」

 

 

そうして太郎は自分の自宅に帰ることになりました。

 

 

 

 

 

しばらく歩くと、自分の家の前に着きました。

 

 

太郎「あれ?確か家はここにあったはずだけど・・・」

 

 

どう言うわけか自分の家があったところに、家が無くなっていたのです。

 

 

 

近くに住人がいたので尋ねることにしました。

 

 

 

太郎「すみません。ここに”浦島”の家があったのですが知りませんか?」

 

 

住人「いや、知らないねえ。」

 

 

 

 

何人かに尋ねましたが、知っている人はいないみたいでした。

 

 

 

諦めかけた矢先、まさか知っていそうな人がいました。

 

 

 

住人「浦島?ああそういえばそんな人いたね。もう何十年も前のことだよ。お母さんもお父さんも無くなっちゃってね。空き家だったから取り壊しちゃったんだよ。」

 

 

太郎「え?何のこと?だって僕はちょっと・・・」

 

 

言われたことが全く理解できませんでした。

 

 

ですが、途端に涙が溢れました。

 

 

 

もうお母さんやお父さんには会えないんだと。

 

 

 

彼は一人、海で黄昏れていました。

 

 

太郎「僕はこれからどうしたら・・・」

 

 

そんなことを考えていたら、玉手箱をもらったことに気がつきました。

 

 

 

太郎「そういえばこんなものもらったんだった。何が入っているんだろう。」

 

 

 

開けてみると、中にはキセルと必要なもの一式が入っていました。

 

 

太郎「わざわざ僕が楽しくなれるように持たせてくれたのか。ありがたい。」

 

 

 

太郎はキセルをつけ、それを吸いました。

 

 

 

???「太郎、太郎?」

 

 

不思議な声が聞こえてきました。

 

 

 

太郎「だ、誰?僕を呼ぶのは?」

 

 

母「私よ、太郎。大変だったわね。」

 

 

太郎「お母さん?」

 

 

母「そうよ。とっても辛かったわね。でももう安心よ。また一緒に居られるわ。」

 

 

太郎「おかあさあああん!」

 

 

そう言いながら太郎は崖に転落してしまいました。

 

 

 

お母さんの声は、彼が最後に見たかった幻だったのです。

 

 

 

 

お終い

 

 

 

 

 

いかがでしたか?

 

 

これはもう一つの浦島太郎と言うもので、都市伝説を調べたらヒットしました。

 

 

 

 

途中に浦島太郎が不可解なことが起こったのをお気付きでしたか?

 

 

 

あのキセルを吸った時ですね。

 

 

あれは麻薬だったと言われています。

 

 

 

 

竜宮城というのは、女性と遊ぶ場のことで、当時ではたくさんの人が梅毒などの感染症にかかってしまうかたも多くいらっしゃいました。

 

 

そこで麻薬を吸わせて、幻覚を見せることでそうした感染症にかかった女性との間に関係を持たせ、子作りをさせようとしたそうです。

 

 

 

それを浦島太郎はおじいちゃんになるまでさせ続けられました。

 

 

 

だから浦島太郎が竜宮城から帰った時には家がなく、家族はみんな無くなってしまいました。

 

 

 

怖いですよね。

 

 

もちろん本当の話ではないと思いますが、当時の女性にとって梅毒などの感染症にかかってしまったら助からないですからね。

 

 

自分は死んでも子孫だけは残したかったんでしょうね。

 

 

にしても怖すぎますよね。

 

 

 

 

 

ということで以上です。

 

 

たまに都市伝説系もやっていきたいのでよろしくです!

 

 

 

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